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具体的な弁護士への依頼

弁護士に相談する前のこと

こんな人は相談してみよう

多額の借金の返済の解決方法のひとつとして、過払い金の請求を中心に書いて来ましたが、自分に過払い金が発生しているかどうかなんて、はっきりとわからないものです。

・過払い金が発生していない場合は、どうなるのか?
・既に返済が終わってしまっているが、過払い金は戻るのか?
・とにかく、どうしていいのか、わからない。

借金の返済なんて、へっちゃらだよ~、という人は別ですが、もうこの苦しみから逃れたいんだ、という人は、弁護士に相談されるのがよいと思います。

相談するときの心の持ち方

初めて、弁護士に、相談や依頼するときは、不安になったり、緊張してしまったりするかもしれません。
普段の生活のみじかな所に、弁護士がいる人はまれですから、無理もありません。

・なにやら「おおごと」になるのではないか。
・何か人生を左右するような決定的なことを言われるのではないか。
・叱られるのではないか

いろいろな心配が頭に浮かんでくるかもしれません。
ですが、出来るだけ、妄想を膨らませるのは、やめておきましょう。

どうせ妄想するのなら、借金をゼロにして、返済も督促もない世界で、のびのびとくつろいでる自分の未来を想像しましょう。
もちろん、それはただの夢ではなく、現実になる可能性が高いのです。

イメージが現実を引き寄せて来ることもあるのです。


今までの苦労はもう終わりにする、と自分に宣言しましょう。

 

弁護士の選び方

以前は、債務を担当してくれる弁護士を探すのも簡単ではありませんでした。

今は、インターネットのページのあちこちで、過払い金の処理を請ける弁護士事務所のCMがたくさんありますから、いくつかピックアップして、検討すると良いと思います。

相談料や費用、実績などは、判断材料にすべきだと思います。
過払い金の相談は無料、という場合も多いようです。
但し、相談料や費用の有無と弁護士の能力が比例するわけではないので、広告のページのあちこちを読みながら、決めるといいでしょう。

他にも、遠方の場合でも対応してくれるかどうかなど、いくつかポイントがあると思います。

いきなり弁護士事務所とやりとりするのは、ちょっと、という人は、地域の法律相談があるので、連絡してみるといいかもしれません。

そこでも弁護士さんがいて、相談をうけてくれると思いますが、債務整理関係の専門の弁護士ではないかもしれませんので、その場合は、紹介を受けるなりのことになると思います。

また、地域の法律相談は、自分のテリトリーの中のことになるので、地域に知人が多い方で、何が何でも借金を秘密にしておきたいと考える場合、落ち着かないかもしれません。
そういう場合は、少し離れた弁護士事務所を探しましょう。

なお、電話相談を受け付けてくれる弁護士事務所もあるようですので、気になる場合は、探してみましょう。

弁護士に相談するときのこと

弁護士事務所を決めたら、電話をして、相談の日時を決めます。
アポなしで、弁護士事務所に行くのはやめた方がいいでしょう。

弁護士に電話する前に

電話する前に、以下のことがらについて、わかる範囲で、まとめておくといいです。
出来れば、新しいノートかファイルを用意して、すべて解決するまで記録を続けるといいと思います。

・借入の一覧
 (貸金業者、借入期間、借入残高、返済状況)
・現時点における問題点
 (すぐに解決したいこと、心配していること等)
・希望事項
 (連絡は携帯のみで、とか、一部のローンだけ整理したいとか)

電話で訊かれたら、すぐに答えられるように、というのが一番の理由ですが、弁護士に相談する前に、自分が抱える借金の最新状況を把握しておくことで、解決への近道になるからです。

もちろん、電話では大まかなことしか訊かれないかもしれませんが、実際に相談に行く時には、必ず必要になる情報なので、早めにまとめておくといいです。

なお、貸金業者との契約書や、融資・返済時の取引明細(ATMのレシートなど)は、失くしてしまっても問題ありません。集められるだけ集めて、弁護士に渡しましょう。
(出来れば、貸金業者ごとに仕分けしておきましょう。)

但し、契約書が見つからない場合でも、「一番最初に借入をしたのがいつか?」は、過払い金の有無にも関わる、とても重要な事項になります。出来るだけ、借入したときのことを思い出して書き留めておくとよいと思います。

貸金業者から取り寄せた取引履歴のチェックにもなるので、とても大切です。

相談から正式な依頼へ

相談の日時になったら、相談に行きましょう。
初めて行く場所であれば、迷う可能性もあるので、事前に調べておきましょう。
(雑居ビルのような場所に入っている場合、わかりずらいときもあります。)

まとめた資料(前述した借入の一覧など)や、集めた資料(契約書、取引明細など)の他、使用中のクレジットカード、ローンカードなども持ち込んだ方がいいです。

弁護士によって、相談の受け方はいろいろだと思いますが、まずは現状の把握を行い、どうしたいか、どうしたらいいのか、という話の流れになると思います。

私のときの流れを例に、先ほどの記述と重複しますが、以下のようなことがらについて、弁護士に訊かれると思います。

・借入の一覧
・現時点における問題点
・希望事項

さらに、

・財産、収入、家計の状況
・借入の理由

これらの情報をもとに、依頼者にとって最適な方法を教えてくれるはずです。
また、過払い金があるのか、ないのか、あるなら、取れるのか、なども、確定ベースではないにしろ、見込みで教えてくれると思います。

また、依頼したときに発生する費用や注意事項(禁止事項)についての説明がありますから、しっかりと聞きましょう。

依頼(正式な契約)

相談が終わり、納得出来たら、依頼します。
一旦、保留にして、持ち帰り、後日、依頼というのでもよいと思いますが、特に気になることがなければ(十分に信頼出来れば)、その日に依頼してしまってよいと思います。

保留にしている間は、返済はしなければなりませんし、延滞すれば督促もあります。
せっかく過払い金があっても、時効になって消滅してしまうかもしれません。
やるのなら、早い方がいいです。

正式な契約手続きになれば、契約書と委任状を作成し、写しをもらいます。
ここで、再び、かかる費用や注意事項(禁止事項など)の説明をうけたり、不明な点があれば、出来るだけ訊いておきましょう。

ここまでで、依頼は終わりです。

この後、弁護士は、借入先になっている貸金業者に、受任通知(弁護士介入通知)を送り、返済・取立を止めます。

同時に、取引履歴の請求を行い、利息の再計算などを行います。
過払い金があれば返還請求の交渉や,和解交渉などを行います。

貸金業者が複数あれば、交渉の進捗もまちまちです。
早く決着がつくものから、長くかかるものまであると思いますが、その都度、結果を教えてくれると思います。

グレーゾーンと呼ばれる利息で、長い間返済を続けて来た人は、過払い金の請求をすることで、借金が減額されたり、返済の負担が軽減出来たり、或いは、借金がゼロになるだけでなく、お金が戻って来る可能性が高いです。

借金が貯金になるのですから、人生大転換です。

 

最後に

いかがだったでしょうか。

3回に渡って、借金を解決する方法を書いてみました。

もし、今、借金を抱えているのなら、参考にしていただけたらと思います。

人生、その気になれば、いくらでも変えられます。

私も大変な時期を乗り越えて来ましたから、自信を持って言えます。

まずは、相談から。

 

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