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困ったときこそ気を付けたいお金の上手な借り方6つのポイント

お金には上手な借り方がある

普段の生活において、出来るだけ借金はしない方が良いのは誰でも思うことですが、何らかの事情で、借りる必要に迫られることがあるかもしれません。
そんなときの為に、上手なお金の借り方と、避けるべきポイントをご紹介します。

お金の上手な借り方6つのポイント

借用書を作る

身内や友人知人からの借金でも、借用書を作りましょう。
記憶違いからのトラブルを防ぐ他、贈与とみなされないためにも大切です。

贈与とみなされると高い税金が課せられる可能性がある。


金利が安い

金利は、借金するときの最重要ポイントです。
金利には下限金利と上限金利の幅がありますが、初めて利用する場合、上限金利が適用されることがほとんどです。

法定利息を守らない違法な金利の場合、そこはヤミ金、問題外です。
絶対に借りてはいけません。
  参照:闇金(ヤミ金)業者についての対策と相談

借りるお金に、どれだけ利息が付くのか、必ず計算しましょう。
  参照:借金の利息の計算方法

なお、緊急を要するほど、金利は高くなる傾向があります。
言い方を変えれば、安い金利の借金には時間と手間がかかる傾向がある、ということです。

利息の計算をして最後まで返済出来るのかシュミレーションしよう!


信用のある会社である

その貸金業者が、都道府県知事への貸金業登録を行っていることは、絶対条件です。
極端に低い貸付金利や「審査不要」「ブラックの方歓迎」といった魅力的なコピーは、無許可営業のヤミ金である可能性が高いです。必ず、登録番号を確認するようにしましょう。
  参照:闇金(ヤミ金)業者についての対策と相談

出来れば公的機関、民間では、銀行、銀行系のローン、クレジット、消費者金融で一部上場企業を選ぶようにします。

人間のやることですから絶対はありませんが、信用のある大手の会社は、違法な金利、違法な取り立ては行わないはずです。安心して利用出来ることが大切です。

信用出来ない相手からは絶対に借りない。


返済しやすい環境である

返済するお金が用意出来ても、返済しにくい環境だと、ついつい延滞してしまったり、忘れてしまったり、つい他に使い込みしてしまったりと、ロクなことがありません。

そこで、自分の生活範囲で行けるコンビニやショッピングセンターのATMで返済出来る貸金業者を選択しましょう。このとき、ATMが、夜間・休日でも利用出来るか、手数料はいくらかかるか、なども確認しておきます。

なお、口座振替しか対応していないのも、今となっては返済手段としては時代遅れかも。また、口座引き落としは安心ですが、銀行口座を教えることになるので、信用のある会社でないと心配かもしれません。

融資限度額は必要最小限に設定

融資限度額は出来るだけ最大限にと考えがちですが、融資限度額に余裕があると、気持ちが大きくなって必要以上にお金を借りてしまう可能性があります。これは、返済不能に陥る原因のひとつになりますので、融資限度額は必要最小限で設定しましょう。

融資限度額は必要最小限で設定

 

返済不能時のことを想像する

借りたお金は、いつか返済し終えて借金がなくなるわけですが、どんな人にでも、何らかの原因で、自力返済が不能になる可能性はあります。

もしも、返済不能になったとき、何が起こるか想像してみましょう。

家を担保にした借金なら、住む場所がなくなってしまうかもしれません。
友人に借りたお金のときは、関係が壊れてしまうかもしれません。
知人が連帯保証していたら、その借金は、知人が返済することになります。
闇金相手の借金の場合は、違法な取り立てで生きた心地がしないかもしれません。

心を落ち着けて、ある意味、腹をくくるために、返済不能になったときに何が起こりそうかイメージしておきましょう。そして、そのときの為の手段も考えておきたいものです。

ちなみに、上記の例で、担保、連帯保証、闇金というキーワードを出しましたが、これらが絡む借金は、よくよく考えて検討しましょう。
特に闇金は、犯罪に加担することにもなりますので、絶対に避けましょう。

借金をする(貸金業者を選ぶ)順番

これまでに話した「お金の上手な借り方5つのポイント」を踏まえて、実際にどこからお金を借りたらよいか、おすすめの順にご説明します。
(もちろん、誰にでもこの順番が、おすすめとは限りません。)

最初に検討すべき業者

1.都道府県・市町村の貸付制度(福祉課)

生活、療養、介護、修学等の資金を借りられるようです。

労働金庫・農協・銀行のローン

民間のローンの中では、もっとも低利で借りられると思います。

次善の策として検討する業者

クレジットカードのキャッシング

利用されるときは、一回払いに限っておすすめします。
分割払いの際には、必ず金利の計算をして、支払いの計画を立てましょう。
なお、リボ払いを選択すると、借金生活が抜け出せなくなるばかりか、破たんの可能性が高まります。
  参照:借金の利息の計算方法

極力避けるべき業者

大手消費者金融

消費者金融の利用は、金利も高い分、破たんの可能性も高くなり、極力避けるべきですが、どうしても必要な場合は、銀行系の大手消費者金融の利用を検討し、必ず金利の計算をして、支払いの計画を立てましょう。窓口で融資を受ける場合には、返済のシュミレーションを行ってくれるところもあります。

  参照:借金の利息の計算方法

ところで、既に他に借入があり、融資限度枠がなくなってしまった為に、大手消費者金融の利用を検討する場合は、「もう借金はやめて、債務整理する」という選択肢も入れましょう。消費者金融からの借り入れに罪悪感を持つ必要は全くありませんが、新しい融資限度額も使い切ればそれまでです。潮時が近づいている、という自覚は必要だと思います。

 参考:弁護士に依頼するメリット

借りてはいけない業者

小規模な消費者金融(街金)

評判を熟知している場合は別かもしれませんが、まったく知らない消費者金融からの借金は、信用の有無の評価が出来ませんし、返済しやすい環境が用意されていない場合が多いので、お勧めできません。

無許可営業(闇金)

絶対に借りてはいけません。
理由は、こちらに書いています。
  参照:闇金(ヤミ金)業者についての対策と相談

その他の手段

・会社勤めの方は、社内融資制度を利用出来るかもしれません。
・生命保険に加入されている方は、契約者貸付制度の利用も可能だと思います。
・借金ではありませんが、場合によっては、生活保護制度の検討もお勧めします。

最後の手段

最後の手段と言っても、借金が膨らんで首が回らなくなった状態を表しているわけではなく、借金する相手がどうしても見つからない場合の話です。

親兄弟

親兄弟に相談出来るのなら、お願いしてみましょう。
本来は、最後ではなく、一番最初に相談すべきの相手かもしれません。
そこは個人個人の事情と生活が絡んでいるので、何とも言えません。

友人・知人

友人・知人からの借金は、よくよく注意してお願いする必要があります。
個々の価値観はありますが、もしも返済出来なくなってしまったことを考えると、かけがいのない友人を無くすよりも、消費者ローンからの借金で債務整理、となった方が良いのではないでしょうか。

もしも、頼る場合は、口約束ではなく、借用証書を作成し、返済方法も明確にして、約束を守るようにしましょう。相手も相当な覚悟で腹を括っているかもしれません。

借金せずに済む方法を考えよう

以上、私の経験から、借金を上手にする方法をご紹介しましたが、まずは借金せずに済む方法を考えることが大切です。

収入がなくて生活出来ない、という場合は、どれだけ低利で借金が出来ても、返済には困る可能性が高いですから、親兄弟に頼る、生活保護を受ける、などの検討は、よいアイデアだと思います。

また、ギャンブルや物欲を満たすための借金は、自分が我慢すれば済むことですから、絶対に避けたいところです。しかし、私も経験がありますが、借金がかさんで来ると、自分のお金と借金で得たお金の区別がつかなくなってきて、ついつい欲望を満たすためにつぎ込んだりしていまいます。

どんなにお金が足りないときでも、落ち着いた心を保ちながら、必要最低限の借金だけで乗り切れるようにしましょう。

それから、お金の問題で困ったときは、弁護士さんに相談することも解決の糸口になると思います。役所では、無料相談なども開催しているところもありますので、活用しましょう。

お金の問題は、一人で悩まないことが大切です。

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