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任意整理や自己破産してもETCを利用する方法

ETCカードはとっても便利

東北自動車道を使って帰省しました

夏休みを数日取って、岩手県の実家に帰省しました。お盆期間をずらしたため、渋滞もほとんどなく、快適な旅になりました。
特に、去年の秋、自宅の近くを通っている関越自動車道と東北自動車道が圏央道で接続されたため、とても便利になりました。直線距離だけ考えると少し遠回りになりますが、混雑した市街地を通らなくても済むので、ドライブも楽ちんです。

高速道路にはETCカード

高速道路を利用する場合、絶対におすすめなのが、ETCカード。

ETCカードがあれば、料金所をノンストップで通過出来る便利さに加え、いろいろな割引があるため、高速道路の利用機会が多い方であればETCカードは大変お得です。
更に、パーキングエリア、サービスエリアに設置されたスマートICも利用出来るため、ルート選択の幅も広がります。

そんなわけで、高速道路や有料道路では、ETCの利用が一般的になりつつあります。
平成26年の統計では、高速道路利用者の90%以上の方がETCを利用しています。

 国土交通省HP ETCの利用状況
  (http://www.mlit.go.jp/road/yuryo/riyou160811.pdf)

このように便利なETCカードですが、任意整理や自己破産するとクレジットカードを作るのが難しくなるため、ETCを利用出来るのだろうか、と心配される方も多いです。

クレジットカードが無くもETCカードは作ることが出来る

一般的に、ETCカードは、VISAやJCB、ニコス、Orico、セゾンなどのクレジットカードの追加カードとして申し込むことが多いと思います。
しかし、任意整理や自己破産などの債務整理を行った後では、このような手段で作るのは難しいのが実情です。

自己破産の場合は、全てのカードが使えなくなりますし、任意整理でも、関係する業者のカードは使えなくなります。更に、関係しない業者のカードも使えなくなる可能性は高いのです。

でも、そんな場合でも、ETCパーソナルカードを作れば、ETCを利用することが出来ます。

ETCパーソナルカード

ETCカードは、クレジットカードとセットで申込をする方が大半だと思いますが、クレジットカードがなくてもETCカードを作成することが出来ます。
それがETCパーソナルカードです。

ETCパーソナルカードの仕組み

これは、クレジットカード契約をしない方でもETCが使えるように、東日本/西日本/中日本高速道路株式会社、首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社、本州四国高速道路株式会社の6社共同開発で作成された、預託金(デポジット)制によるETCカードです。

ETCパーソナルカードは、クレジットカードのようにカード会社が信用取引で建て替えるのではなく、先に預託金(デポジット)を預けた上で、銀行やゆうちょの貯金口座からお金を引き落とす、という仕組みのETCカードです。

 ETCパーソナルカードとは
 (http://www.go-etc.jp/)

任意整理や自己破産をした方でも、ETCパーソナルカードなら作成可能!

 

預託金(デポジット)の金額決定の方法

ETCパーソナルカードは、クレジット機能がないので、保証金(デポジット)を預けておきます。デポジットの額は、ETCの「平均利用月額(最低基準1万円)の4倍」または、「年間最高利用月額を2万円単位で切り上げ」た額のいずれか大きい方、となります。

少しわかりにくいので以下に例をあげてみます。

例)預託金の計算方法
 以下の具体的な数字のケースで考えてみます。
 例:平均利用月額 8000円、年間最高利用月額 55000円の場合
 (1)平均利用月額は、最低基準が1万円なので、8000円の場合は1万円の4倍、4万円になります。
 (2)年間最高利用月額は、2万円単位での切り上げなので、55000円の場合は6万円になります。

この平均利用月額と年間最高利用月額を比較して、大きい方が保証金の金額です。
つまりこのケースでは、6万円をまず先に預けることが 必要になります。
  
また、預託金(デポジット)の額は、ETCパーソナルカードの発行後、その利用状況により、随時変更(増額)されていく可能性があります。 

利用料金は銀行口座から引き落とし

デポジットとは別に、有料道路の利用料金の引き落としのための口座を用意します。通常の銀行口座か、ゆうちょ銀行の口座でOKです。支払いは、前月利用料金分が毎月の27日に口座から引き落とされる仕組みになります。

クレジットカードが使えなくても代替策がある 

債務整理を行って、クレジットカードを使えなくなると、いろいろ制限されることもありますが、大抵の場合、代替策があります。

ETCの利用についても、今回ご紹介したように、ETCパーソナルカードを作成すればいいんです。預託金の仕組みがちょっと面倒ですが、一時的にも借金となるクレジット機能を利用せず、前払いするのだ、と思うことが出来れば、苦ではありません。

別のページでご紹介したVISAデビットカードを作れば、クレジットカードが作れなくても、クレジット機能が利用出来るように、ETCの利用も代替策があるということをお伝えしたく、記事をアップしました。

 誰でも作れるVISAデビットカードでクレジットカードいらず

もしも、ETCカードが作れなくてお困りの方がいらっしゃったらぜひ、お試しください。
また、VISAデビットカードの記事も併せてご覧ください。

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